聖書のイディオム
Apple of one’s eye ある人のひとみのように (申命記 32:10)

**挿絵:**りんご
聖書の言葉
主は荒れ野で彼を見いだし、獣のほえる不毛の地でこれを見つけ
これを囲い、いたわり、御自分のひとみのように守られた。(申命記32章10節)
意味
ある人にとって大事なもの、大好きなもの。
由来と応用
なぜ私たちのひとみと、りんごのイメージが結びつくのか不思議に思われるかもしれない。ひとみの中のりんごとは、瞳孔を意味している。昔、瞳孔がりんごと同じように堅いと考えられてきたからである。旧約聖書の中に5回も出現するこの表現は、ある人の大事なものを指している。
一般に、この言葉ははじめ聖書に出てきたと考えられている。しかし歴史学者によると、この言葉は、早ければ9世紀に、アルフレッド王が、「瞳孔」を意味するもともとのラテン語の語句「Pupillam」を、古期英語に訳した時に既に登場している。りんごのイメージが、誌的に聞こえるように加えられた。「ある人のひとみのりんご」は、今では、ある人のひとみと同じくらい大切と思われるものを指し示すようになった。
例
アリスは大変有能な生徒で、教師たちのひとみのりんごである。
